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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *叶恋華*Ⅱ β実話β ( No.229 )
- 日時: 2012/04/22 17:48
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: eGpZq2Kf)
- 参照: らんらんらん
第六十三話『お疲れメール』
昼食、HR大縄、HRリレーが終わり——。
私のクラスは二位と言う結果で、体育祭が終了した。
私はその帰り、カバンから携帯を出して体育祭お疲れメールを送ることにした。
二組の知ってるメアドを、必死にかき集める。
愛奈、優、由良、叶汰、壱、疾風——。
必死にかき集めたが、私のアドレス帳の二組のメンバーは六人しかいなかった。
まぁ、いいか。
大本命は壱だし。うん。
私はそう思いながら、手慣れた手つきでメールを打った。
……ちょっと長文になっちゃったけど、いいか。
私は出来たメールを、もう一回確認した。
『体育祭お疲れ様でした!
皆すごかった〜ww
とりあえず、二位になれたしよかったね^^
私はこの学校では最初で最後の体育祭だったけど、楽しかったよ〜♪
次は文化祭〜!
金賞とれるように皆で頑張ろう☆ミ
今日は皆、ゆっくり休んでね〜^ω^
でわでわ、また火曜日〜(・ω。)ノ』
なんだか少し壱と気まずいからこその、体育祭と言う口実を使ったメール。
返事は返ってこないかもだけど、送るだけ送ってみよう。
私は送信ボタンを押し、携帯を閉じた。
「……よし」
私は空を見て小さく息をついた後、再び歩き出した。
少しずつ近づいてくる夏の陽気に、少しだけ懐かしさを感じた。
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