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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *叶恋華*Ⅱ β実話β ( No.230 )
- 日時: 2012/04/22 21:43
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: dCFCK11c)
- 参照: らんらんらん
第第六十四話『馬鹿な想い』
久しぶりに、君が夢に出てきた。
やっぱ、好きなんだな。
溢れる気持ちに、嘘はつけない。
体育祭が終わり、七月に突入。
七月に入ったばかりだというのに、ここ最近雨ばかりが続いている。
体育祭終了後から、平凡な時間がゆっくり過ぎているように感じた。
壱と目が合いかけるけど、合わなかったり。
たった一日、目が合わないだけでこんなに不安になるなんて。
私は彼女でも友達でも、何でもないのになぁ。
どんどん好きな気持ちが溢れていく。
いっそ、このまま嫌いになれたらなぁ……なんて。
馬鹿なこと考えてる自分もいる。
壱とすれ違って、近くで足を止めて振り返っても。
目が合う訳なんかなくて。
壱がこっち見る訳なんか、なくて。
そんなの私が、一番わかってる。
わかってるんだけど——。
私ばっか壱が好きで。
私ばっかり壱を見て、馬鹿みたいだよね。
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