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第二十一話『林田の好きな人』


from.林田
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んだんだ、じゃあねぇ〜、叶汰の好きなひと知ってる？

あと、この際だから、
俺の好きな人おしえよっかなぁ〜〜
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from.依麻
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知らないｗ

好きな人いるの？
誰々!?
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from.林田
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叶汰の好きな人は、いま、2年にいる

俺の好きな人は……
っきゃ〜〜、やっぱ言えないかも……
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from.依麻
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そうなんだ!!ｗｗ

なんも無理して言わなくてもいいよｗｗ
誰だって秘密はあるしｗ
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下手に刺激して、私の好きな人まで教えてってなっても困るし!!
そう思いながら返事を待っていると、すぐに携帯が点滅した。


from.林田
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んでわ、わいの気になってるひとを……暴露しますっ！
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from.依麻
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おぉ〜〜〜!!!!
誰だ誰だ!?
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そこから、パッタリと返事が来なくなった。
『まさか、逃げたか!?』なんて思いながらも、携帯を眺める。


携帯とにらめっこして、数十分。
すると、やっと携帯の着信音が鳴り始めた。


林田から来たメールを見ると、そこで何個かスクロールがあった。
な、なんだこれ。
じらしてるなぁ、この人。
これでスクロールの下に何も書いてなかったら、びっくりだよね。
そう思いながらスクロールを進めると——……。


































そこには、信じられない事が書かれていた。