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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 似てない双子 ☆返信100突破記念☆ 〜キャラ投票〜 結果! ( No.116 )
- 日時: 2011/08/15 13:34
- 名前: ★逢夢☆ (ID: 2ft.mOaW)
〜21〜
次の日。
私の熱は治って学校に行けることになった。
「よかったね。亜琉ちゃん、熱治って。」
「うん!ありがとう、唯琉のおかげだよ。」
「だって、しんどそうな亜琉ちゃん見てるのこっちもツラっかたんだもん。」
唯琉はとろけそうな笑みで言った。
うぅぅ、可愛すぎだよ唯琉ぅ。
そうこうしてるうちに学校に着いた。
「じゃぁね。」
「うんまたね。」
私たちは各クラスへと行った。
ガラリ
「あぁぁぁぁ!!!亜琉ぅ!熱下がったの!?よかったぁ!!」
ドアを開けた瞬間美鈴が飛びついてきた。
「ちょっ…大げさすぎだよ。たかが熱ぐらいなんだから…」
「いやぁ、今日の気分はこんな感じなんだぁ。」
「はぁ…?」
意味のわからない発言を、頭をかきながら美鈴は言った。
どすっ!!
「キャッ…!」
美鈴としゃべっていると、後ろからまた一人飛びついてきた。
誰かと思えば、飛びついてきたのは勇真だった。
「勇真?!ちょっとやめてよ。恥ずかしい!」
男子が女子に飛びつくなんて気持ち悪すぎ!!
私は勇真を振り払った。
「ごめん、ごめん。熱は治ったんだ。」
「え…あ、うん。」
声のボリュームが小さかったのか、勇真は首をかしげているのと同時に美鈴が口を開けた。
「おっと、ごめん。私はお邪魔かな?」
そう言って美鈴は別のグループへ行った。
ヤバい…
私、勇真を意識しすぎてる。
こんなんじゃ、私が勇真のことを好きだってばれちゃう。
そんな事を考えながら、私はふと勇真の手元を見た。
え——…?
私の頭の中が真っ白になった。
だって、勇真が手に持っていたのはかわいらしい封筒に“唯琉へ”と書いてあったものだったから——。
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