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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 似てない双子 参照400突破!!! 感動TДTザ- ( No.119 )
- 日時: 2011/08/16 09:39
- 名前: ★逢夢☆ (ID: 2ft.mOaW)
〜23〜
「おい、どうしたんだよ?」
私の後を追ってきたのか、後ろから勇真の声がした。
でも私は振り向かず、返事も返さなかった。
「聞いてんのか?」
低く、怒ったような声を出した勇真が少し怖かった。
そして私はやっと口を開いた。
「勇真って、唯琉のこと好きだったんだね…」
っとまあ、自分でも恥ずかしくなるぐらい直球な質問をした。
すると勇真も手に持っていた封筒に目をやった。
「あ、あぁこれ?」
答えを聞きたいような聞きたくないような…
2つの気持ちが入り混じる中、勇真は淡々としゃべりだした。
「これは、俺の友達が自分で渡すの恥ずかしいから、唯琉といちばん身近な関係の俺に渡しといてくれって頼まれたから持ってるだけ。」
え——…?
じゃあ、このラブレターのようなものは勇真からじゃなくて…勇真の友達から唯琉へって事だったってわけ——!?
うぅ…なんて恥ずかしい勘違いをしてたんだ私は…!!
「お前もしかして、俺が唯琉のこと好きと思ってたのか?」
「…!!」
図星を突かれた私はもっと恥ずかしくなる。
「てか第一、これはラブレターとかじゃねぇみてぇだし…なんか、部活のお知らせ…というようなこと言ってたぜ。」
「へ、へぇ…」
私にはもう返せる返事がなかった…。
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