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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 似てない双子 ( No.13 )
- 日時: 2011/08/09 14:45
- 名前: ★逢夢☆ (ID: 2ft.mOaW)
〜5〜
キーンコーンカーンコーン
お昼を告げるチャイムが鳴った。
「美鈴、お昼食べよう。」
そういつも通りさそうと、美鈴はパンと、手をたたいて言った。
「ごめん!今日は一緒に食べれない!彼と約束してるのっ」
「あ…そうなんだ…いいよ!気にしないで!」
そう言って私はお弁当を持って、教室を出た。
唯琉と食べようと思ったけど、もう周りにはたくさん友達がいて、入れる空気ではなかった。
私はしょうがなく、屋上で食べることにした。
ガチャ
屋上のドアを開けると強い風が吹いてきた、のと同時に何かを踏んだ。
「イッテェ、お前俺の手、踏んでる。」
下を見ると、そこにいたのは勇真だった。
「ゆ、勇真!?」
「てかお前、パンツ丸見え。」
「!?」
そりゃそうだ。
私の下に寝転んでるんだから、見えるのは当たり前。
「へ、ヘンターイ!!!」
ボカッ
「イッテ。んにすんだよ!わざと見たんじゃねーよ!!」
はっ
私は我に返った。
「ご、ごめん…」
「「…」」
ここではお昼、食べにくい…。
私は渋々思った。
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