コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

似てない双子  参照50突破!ありがとー!! ( No.15 )
日時: 2011/08/09 14:45
名前: ★逢夢☆ (ID: 2ft.mOaW)

〜6〜

「なぁ、なんで一人なわけ?美鈴は?」
だまって黙々とご飯を食べていた私に勇真が質問した。
「…」
質問にも答えず、お弁当にしか目を向けない私に勇真があきれた顔で言った。
「言いたくなかったらいいけど。」
ズキ…
その言葉に妙に胸がチクっとした。

寂しいような、ほったらかしにされたような…。
変な気持ちが頭ん中でぐるぐる回る。

私って、お子ちゃまなのかな…?
言いたいのに恥ずかしいって思う。

小さい人間だって思われそうで…。
勇真には思われたくなくて…。

ドクン…
私、今何考えてた?

【勇真には思われたくなくて…。】

な、何を思ってるの——?
私、おかしいんじゃない?
勇真なんかどうでもいいのに——…。

完全パニック状態の私に勇真はきづいたらしく…

「どした?」

「—…!!!?」
近い!近い!顔近いってばぁ!!

そんなことされたら——、
そんなことされたら——…。