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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 似てない双子 〜お知らせあります!!〜 ( No.84 )
- 日時: 2011/08/09 14:53
- 名前: ★逢夢☆ (ID: 2ft.mOaW)
- 参照: http://www.yui-net.com
書きますよ
〜18〜
夏。
太陽が照りつける中、私たちは鬼ごっこ中。
勇真が引っ越してきて、あっという間に1か月がたった。
「勇真ぁ〜、もう無理だよぉ。やめようよぉ」
私たちは猛暑でもうくたくた。
それでも勇真は「まだまだだ!」と言って聞かない。
「ヤダー!もう暑いぃ!!死ぬぅ!!!」
「熱中症になっちゃうよー!」
私と唯琉は勇真に文句を言い続けた。
さすがに勇真もこりたみたいで、鬼ごっこは中断。
残りのお茶を飲み干して、私たちの家へ入った。
「まったくもう、汗だくじゃないの。」
「こんな暑い中よくやるわねー。」
勇真と私たちのお母さんは呆れた顔で言う。
お母さん同士も仲がいいから、よくうちに遊びに来たり行ったりしてる。
「だって勇真が、やめようって言っても聞かないんだもん!」
「なんだとー。お前だって最初は楽しく遊んでたじゃないか!!」
ムゥゥゥゥーーー
私と勇真の間には火花が飛び散った。
「はいはい、わかったから。かき氷作ってあげるから仲よくしなさい。」
「やったー!かき氷ぃ!!」
「まったく…」
クスッと笑って、お母さんはかき氷をつくる機械を用意した。
ガリガリガリガリ…
部屋に氷をくだく音が響く。
「シロップはイチゴかメロンどっちがいい?」
棚をのぞきながら、お母さんが私たちに聞いた。
「「「イチゴ!!!」」」
声をそろわせて言った私たちは、なんだかおかしくて一緒に笑ってた。
この頃、勇真とは普通にしゃべってた。
だけど、大きくなるにつれてだんだん話しづらくなってしまった。
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