コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: +Rainbow Light Music+ ( No.48 )
- 日時: 2011/09/06 22:06
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: S86U/ykR)
- 参照: ずっと前から彼のこと好きだった 誰よりも やっと私に来たチャンス
第十六話『寂しい女!?』
——開始から、1時間半経過。
……もう、ペアらしきペアができあがってきたよう。
梓紗もなんか、茶髪ピアスの隣に座って喋ってるし。
……え? うち取り残された?
1人で注文した、パフェ食べてるって、虚しい?
七恵ちゃんと美有ちゃんも、男子と喋っている。
……残りの男子は……あれ。
「ねぇ」
「ん?」
私は、隣にいた梓紗に話しかけた。
「あと1人の男の子、どこいったの?」
「あー……それならね」
すると、梓紗の隣にいた男子がひょこっと顔を出した。
「アイツなら、ついさっき帰ったぞ」
「え」
え!? いつ!?
なんで帰っちゃったの!?
そうきこうとおもったが、その前に七恵ちゃんが答えた。
「やべ、用事だとかいってー凛子ちゃんが歌ってる間に」
「ふ、ふーん……ありがとう」
私はお礼をいうと、再びパフェを口に入れた。
ってかこれって明らか、勝ち目ないとおもって、帰ったでしょ。
なんで気付かないんだ、あんたら。
……でも、私、今。
結構寂しい女!?
私はパフェを食べ終えると、一か八かで立ち上がった。
一瞬だけ、みんながこっちをみる。
「ああああっ! うちも用事忘れてた〜ってことで、みんなバイバイ」
「おー! ばいばーい」
私は鞄を持つと、颯爽と部屋をあとにした。
……別に不審がるような空気ではなかった。
なんで、気付かないんだ。
まぁ、いいや。
もう帰ろう。
来た意味なかったなー……。
その日の夜のことだった。
再び、梓紗からメールがあった。
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From:梓紗
聞いて聞いてっ
今日の彼と、メアド交換しちゃった♪
からの、今度遊びにいくことなったぁ
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おぉー、これはこれは。
彼氏が出来る日も、近いかもしれない。
私は「よかったじゃん!おめでとう」と打って、携帯を閉じた。
彼氏、か。
この時、私には久しぶりに募る感覚と、一種の闘争心が芽生えた。
彼氏、なんかほしくなってきたなぁ……。
恋、したいなぁ……。
そのとき、思い浮かんだのが先輩の顔。
ってゆー漫画みたいな展開になったのは、内緒。