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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 宇宙犬の願い ( No.3 )
- 日時: 2011/07/17 15:30
- 名前: 小悦 (ID: lwSl4BGO)
- 参照: 青春とか何よ((恋だよ恋。
2話「君の名前は」
「うーん…」
私はお風呂にはいった後,子犬を抱いて考え事をしていた。
「名前…名前…」
もう考えるのは無理だ。
天体観測でもしよう。
私は小さなことから星を見たり,勉強したりするのが大好きだった。
「あっ」
私は上を見上げたとき,天の川が架かっていた。
今日は七夕だ。
この子犬は雄だ。
織姫なんて可愛い名前は似合わない。
まして彦星も似合わない。
いい名前はないものか…。
結局,布団に入っても名前は浮かばなかった。
子犬は私の顔をペロペロ舐めてきた。
「なんていう名前がいい??」
まぁ聞いても喋りはしないだろうけど。
「んっ」
私は子犬の腹を撫でていた。
「ここの毛の生え方……天の川みたい」
私はガバッっと起き上がり,子犬を抱き上げた。
「君の名前はっ」
「ミルキー!!」
ミルキーは首を傾げ,こちらを不思議そうに見ていた。
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