コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

その43 ラブコメっぽいような… ( No.104 )
日時: 2011/08/02 22:48
名前: とろわ (ID: 1ZQMbD0m)

俺はとりあえず、写真を撮る作業にはいった。
マリアはパクパクとオムライスを食べている。
…俺、そろそろラーメン食っていいっすかね、腹が減ってしょうがないんすけど。
「って、そんなに撮ってどうするんだよ」
マリアに笑われながらツッコまれた。
いやー、俺も思うんですけどネ。でもあれだよね、圧力って怖いよネ。
そうしてただひたすら撮っている俺。
突然、動かしていた手を止めたマリア。

「…、どうしたんだよ」
俺がそう言うと、マリアが俺のラーメンをじっと見ていた事に気がついた。
「なあ輝樹。…伸びるぞ?」
確かに、なんかふやけているような気がする。
「いや、平気ヘイキー。俺、伸びてても大丈夫だかラー」
なんか、声が裏返っている気がするが、気にしてはいけない。
と、突然マリアが俺の箸を奪い取った。
「っちょ、何するんだよ!」
慌てて携帯を置いて奪い返そうとすると、マリアが頬を膨らませた。
「ラーメンは伸びて無い方がうまいだろ!…しょうがないなあ、全くお前という奴は……」
そう言うと、マリアは俺(ここ大事)のラーメンを俺(さらに重要)の箸ですくい取った。
「なッ、何すんだよお前!」


「そんなに食べたくないなら、俺があーんしてやるっ」










!!!!!!!!!!!!!!!!!

「ななななななななんんあなんなんn何を言ってるんですかマリアさん!!」
俺は顔を真っ赤にして、思いっきり立ち上がった。
やばいやばいやばいなんか混乱して頭が働かないガガガガガガガg
「それが嫌なら、自分で食べるんだな」
そう言って箸を俺に渡すマリア。
「はい、はいはいはいそうしますそうさせていただきます」
なんか噛みそう。無茶苦茶滑舌が悪いっす。うぎゃああなんなんだこれはもう!!
気のせいだろうかマリアの顔が紅い気がす…いや、もうなんか色々ぼやけて分からん。とける溶ける融ける死ぬ死ぬ死ぬ。
「い、いいから早く食え!!…伸びる、からっ」
「おおおおおおお、おうおう分かった食べる食べる食べるよ!!」
ああもうどうにでもなれい!!
俺はラーメンにがっついたのであった。


















「あいつが日向、輝樹か—————」