コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

その22 振り返ってみて ( No.39 )
日時: 2011/07/25 14:56
名前: とろわ (ID: 1ZQMbD0m)

「ただいまー」
とりあえず、家に帰ってこれた。
…こういうと物騒なんだが、さっき不思議っ子に出会ってしまったので、そういった方が正しい気がする。
多分、親はまだ帰ってきていないだろうから、1人寂しく夕飯でも「お帰り輝樹ー」
!!??
「どうしてこんな時間に家にいるんだよ!!」
「いるんだよも何も、遅かったじゃないかー。お陰で久々に夕飯作ることになったじゃんかよー」
ああ、そういえば。
部活で家に帰るのが遅くなったんだっけ。

ちなみに、さっきの声の主は俺の親父——日向聡一(ひなた そういち)。
のほほんとしたオーラの持ち主で、どこか抜けている。
ま、友人は多いみたいだし、料理も俺よりも断然うまいんだけどさ。
「で、何で遅くなったんだ?」
「部活はいったんだよ。誘われたから」
「おお、とうとう輝樹も高校部活デビューなんだな!」
そう言った後は、特に俺の部活の事とかは聞いてこなかった。


ぽふりとベットに倒れる。
「今日、色々あったなー」
授業サボった事。そこで美少女——黒瀬マリアと出会った事。手芸部の部員になったこと。また、色んな変人に出会った事。
「一日がすげー長かった気がする、な」
今日は充実していて面白かったと思う。
でも、これが毎日続くのかと思うと———うんざりするっちゃあするな。



色々考えた後、とりあえず今日は寝ることにした。