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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- その31 相変わらずのグダグダ感 ( No.55 )
- 日時: 2011/07/27 15:19
- 名前: とろわ (ID: 1ZQMbD0m)
という訳で、手芸部のメンバーが俺、マリア、部長、耶麻先輩、麗の五人となった。
なんか、順調に増えているみたいだなあ。よかったよかった。
「する事がねえ!!!!」
俺は思わず叫んだ。
いや、本当にねえんすよ。何で来たんだと思うぐらい。
皆も薄々そう思っていたようで、その言葉に異論を唱える人間がいなかった。
「まあ、本当は全然ないんだけどねえ」
「ないならなんで休日部活するんですか!!」
「いや、それっぽいじゃん」
………。
……………。
「流石先輩!!その通りですね!」
「うおーい!!」
止めろマリア!お前は貴重なツッコミキャラなんだよ色々と!!
そこにいる先輩とかはアレだから。アレだから。
キラキラと目を輝かせながら、マリアは部長を見ていたんだよ。せつねえ。
「ところで、日向ぁ。さっき失礼な事考えていなかったかね、うん?」
「いやですねえ、気のせいですよ耶麻先輩」
なるほど、この人も部長と似たような能力持ちなんだな。
「ところで麗」
「…なんだ、僕に何か用か」
「いや、その…。この間の事なんだけどさ」
前から気になっていた、下校中の事について聞こうと思った。
「ああ、あの事か」
そう言うと、麗はくるりと、一瞬で俺の背後に立った。
慌てて後ろを向くと、マリアはすでに背後にはいなかった。
それだけではなくて、この部室から消えていた。
「………?」
本当に変わった奴だな。あいつ。
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