コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

その32 やっぱりバレてた ( No.59 )
日時: 2011/07/27 16:53
名前: とろわ (ID: 1ZQMbD0m)

「あれ、いつの間にか消えていたんだねえ」
数分後に、やっと部長は気がついたようだ。
無理もない。読書モードになると、たとえ雷が落ちようが何しようが気づかなくなる人だからな。
ちなみに、他のみんなはもう少し前に気が付いていた。


その後、やることもなかったので、俺たちは麗について話していた。
「なんかこう、黒猫ーって感じはするよね」
そう言って、部長はニヤリと笑う。
「確かに。おr…私もそんな感じがします。色々と気まぐれな感じがするし、見た目もそれっぽいし」
俺って言わないように頑張っているマリアは、なんかこう、微笑ましい。
「そうだねー。でも、友達とかできないタイプだよね。アレ」
大分失礼な事を言っている気がします、先輩。
「ま、俺は前に会った事はあるんですけどねぇ」
そう呟くと、皆が俺を期待のまなざしで見つめてきた。

「…なんすか、皆さん」
そのあれだ、なんか恋愛うんぬんみたいな風に見るのはやめてください。
「いやあ、輝樹くんはタラシなんだねえ」
「部長、ニヤニヤしながら言うの止めてください」
「だって、君とマリアとはお弁当を食べあ「あーあー!分かりました!!分からないけど分かりましたー!!!」

風の噂こええよ、マジで。