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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- その7 はじめての○○○ ( No.7 )
- 日時: 2011/07/23 23:03
- 名前: とろわ (ID: 1ZQMbD0m)
「ふんふん、君は輝樹君、っていうんだね。中々いい名前じゃないか」
そう言って、マリアはにこりと笑う。
は、反則すぎる。さすが美少女、恐ろしやー。
モテる奴って色々反則なんだよなあ。
そうしている内に、時計の針は大分進んでいたようだ。
もうすぐ面倒な一日が始まってしまうのか。
…ま、初サボりするがな!!!
なんて思っていると、マリアに声をかけられた。
「ところで、そろそろ始まる時間だよ。教室に戻ったらどうだい?」
「お前だってそうじゃねえかよ」
そうツッコむと、マリアは苦笑した。
「ははは、冷たいなあ。…君はサボる為にここに来たんだろ?俺も同類だよ」
「おや、別にそんな事言ってねえけどな。図星だけど」
後半の台詞をもごもご言ってしまったが気にしない事にしよう。
「じゃあ、2人でサボらないか?面白そうだし」
「………」
なんか発言がどっかの馬鹿と似ていた気がする。
顔が出てきたので無茶苦茶うんざりした。
でも、面白そうだし、いいか。
「別にいいけど、怒られてもしらねえぞ」
「君だってそうだろう?それに、俺は初サボりなんだ」
「奇遇だな、俺もだ」
そう言った後、俺とマリアは笑いあった。
という訳で、俺の初サボりは女と過ごす事になったとさ。
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