コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

その41 フードコートでのんびり昼食。 ( No.94 )
日時: 2011/07/31 18:27
名前: とろわ (ID: 1ZQMbD0m)

着いた。
とりあえず、腹が減ったので(焦りすぎてあんま食べてなかった)、フードコートに行く事にした。

まだ昼飯の時間よりも少し早いので、あまりこんでいなかった。
「しっかし、これだとブランチって感じだよなあ」
と、椅子に腰かけた後にマリアは笑う。
それにつられて、俺もクスリと笑った。
「そうだな。……さてと、何が食べたいんだ、お前は?」
沢山店があるから、初めてのマリアは迷うだろう。
なんて呑気に思っていると、マリアは嬉しそうに、
「お、オムライス!ケチャップ一杯かかってるやつ」
と言った。
…なんか、周りの視線が痛い。
カップルとか思われてるんだろうか、これ。
それはそれで照れるなあ、あは、あはは、あはははは……。
気がつけば、マリアは居なくなっていた。
…とか思ったら、もう既にオムライス屋に行っていた。
さて、俺もラーメン頼もっと。

「ところで輝樹、これは何だ?」
マリアはキラキラとそれを差し出してくる。
「ああ、これはだな、その料理が完成したら、音とバイブで知らせてくれるっていうアレだ」
そういやー、これの名前って何なんだろうな。
「へー、そうなんだ…」
そう言うと、マリアはじーっとそれを見つめる。
「おいおい、見つめてても鳴る訳じゃね」ヴヴヴヴヴヴヴヴ…
ピロリン♪ ピロリン♪
「………鳴った、な」
「おお、鳴ったなあ!」
お前は超能力者かっ!!

「おおおおお、美味しそうだなあ♪」
思わず頭に♪マークを浮かばせた、マリアは嬉しそうな顔をした。
…美味しそうっすね、それ。
「輝樹のはまだきてないのか?」
「そう、だけど、気にせず食べてもいいぞ」
そう言うと、マリアは暫く悩んでから、コクリと頷いた。