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Re: *田中さん家の日常*『オリキャラ募集中』 ( No.18 )
日時: 2011/08/01 17:58
名前: 棋理 ◆U9Gr/x.8rg (ID: Cc8cxid4)

なな  「あず姉を友達に紹介するべきか否かを迷っている、迷える三男」

放課後。部活動やクラブに向かうのは、俺だけではなかった。もうすぐサッカーの試合が近いサッカー部はもちろん、野球部も、バスケ部も。運動部は試合に向けて、ラスtpスパートをかける時期だった。
 そしてそれは、俺の友達も例外ではない。

「翔汰、お前レギュラーとれるのか?」
「まぁな。一応自信はあるけれど、そのための努力は惜しんでないぜ」

生徒会の副会長を務め、なおかつ好青年である俺の友達。後宮魅零(うしろみや みれい)が、話しかけてきた。俺と話すときは柔らかくなるが、普段はクールで生真面目という性格も手伝ってか、近づきがたいオーラを放っている。しかし根は良い奴で、いちど仲良くなればこっちのもんだ。

「お前も生徒会と剣道部入ってって、大変じゃないのか?」
「別に。割とそういうのは平気だから」
「へぇ、すげぇなお前。あ、そうだ。今度俺の家来ないか?」
「え……」

俺の誘いに突然言葉を濁す。ああ、そういえばこいつは———

「女嫌いだっけ」
「あ、ああ……」

過去にどんなことがあったかは知らないが、こいつは女嫌いだ。その所為もあってか、クラスの女子とも少し距離を置いているような感じもする。
同学年の女子ともこうなのに、年上でつかみ所が無くて意外と頑固で俺たち兄弟には容赦がないあず姉に会わせたら……。

「ま、それはそれで面白そうだから良いか」
「何が?!」
「いや、何でもない。それじゃあ部活が終わったら校門のところで待っててくれ」
「あ、ああ。分かった……」

釈然としてない顔の魅零を置いていくと、俺は一足先に部活へと向かった。