コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

絶対止まらないッ! 〜2〜 ( No.3 )
日時: 2011/07/26 16:11
名前: 樹杏 (ID: DSoXLpvQ)

〜2〜

 

 「・・・樹亜梨?さすがに寝過ぎじゃないかい?」

 ・・・布団をとると、そこには鬼の梓の顔が。

 「・・・キャァ!!!出たぁぁっ!!!」


  ・・・もちろん。演技です。

 すると梓さん、布団を奪いました!!

 「ちょっと!!返してよ!!布団〜!!」


 その時だった。

 ガチャ☆

 「樹亜梨せんぱ・・・!?」

 「結子・・・!!」

 
 この子は矢沢結子。

 私の所属してる、テニス部の副部長。

 「・・・ッ!!なにやってるんですかぁ!!」



 「結子!!声でかい!!」

 
 「梓先輩、黙ってて!!」

 「!!ごめんなさいぃ・・・」

 さすが、結子だ。

 この子は怒ると、梓より恐いからね、うん。

 
 「いいですか!先輩。先輩はあくまでくじ引きで当たったとしても!!ここ、私立黒山学院の第2寮長なんですよ!!」


 というわけで。

 結子のうだうだお説教はそこから2時間。

 ったく・・・今日が日曜日で良かったよ。

 
 日曜日だから部活は休み。

 その時。


 ガチャ☆


 「・・・失礼します!ここが、私立黒山学院第2寮ですか!?」


 「・・・はぁ?」

 
 答えたのは私・・・じゃなくて梓。

 
 「アメリカから転校してきました!!堀沢聖人です!よろしくお願いします!!」


 茶髪の髪の毛。
 黒い目。


 どっからどう見ても日本人。

 「よ・・・よろしく?」

 ただ、私は、コイツ・・・堀沢との出会いが、これからの

 私の人生を大っきく変えることを・・・



 まだ知らない。

                           続く