コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

絶対止まらないッ! 〜3〜 ( No.7 )
日時: 2011/07/26 18:15
名前: 樹杏 (ID: DSoXLpvQ)

〜3〜

  ・・・なんだ、コイツは。

  「あんた・・・分かってる?」

  「・・・へ?何をデスか?」

  かっ・・・カタコト・・・!!

  外人だぁぁぁっ!!!←興奮しすぎby梓

  「・・・ここは、女子第2寮!!!男子寮はあっち!!!」

  
  ・・・聖人(だっけ)は、一瞬ぽかんと口を開けた。


  

  そして数秒後、また口を開いた。

  「そっか!!!だからか!!!」

  「は?何が?」

  これもまた口を開いたのは梓。

  「いやー、ねー!ココに来たら、やたら女子に見られるんですよ!!男子が1人もいないし!!!!」

  ・・・サイン、思い切り出てますけど。

  
  「ぷっ・・・あははっ!!!」

   「「え??」」

  笑ったのは、私・・・じゃなくて梓。

  「あんた、おかしすぎ!!!普通わかるでしょ!!」

  
  ウソ・・・

  信じられなかった。

  梓がこんなに笑う顔なんて、初めて見たもの。

  お笑い番組を見たって。

  周りがどれだけ笑ったって。

  梓は、滅多に笑顔を見せなかったもの。


  「失礼しました!また!樹亜梨さん!梓さん!」


  「うん!!また来て楽しい話聞かせろよ!!」

  
  「はい!!失礼します!!」

  そう言ってドアを開け、小走りで女子寮を抜けた。


  「あぁ〜うける!!あいつ、おもろすぎでしょ!!ね、樹亜:・」


  言いかけて梓は話を止めた。

  「樹亜梨?どした?」

  
  はっ!!

  「う、ううん!!何にも・・・ない・・・」


  言えない。

  梓とあいつのカンケーにヤキモチやいてた、なんて。


  この胸のモヤモヤが晴れるのは、いつなのかな—・・・?


                           続く