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Re: 女執事とワガママ坊ちゃん ( No.3 )
日時: 2011/07/28 18:49
名前: 花蓮 ◆ewXxFF73No (ID: 2gVh92pS)

*第一話*


私は、とても貧乏な家庭で育った。

母は体が弱く、父は私が生まれてすぐに家を出て行った。
妹はなんとか中学校に通えている。

私は19歳だが、高校には行っていない。
バイトに明け暮れる毎日だった。

「本当にアンタ達には迷惑をかけっぱなしだね。私が働ければいいんだけど…」
「お母さんは何も悪くないよ。心配しないで」
「そうだよ。お姉ちゃんの言う通りだよ」
「でも…ひかるには高校に行かせてあげられなかった。きっと舞にも…」
「私も中学卒業したら、お姉ちゃんみたいにバイトする。高校なんて行かないよ」

舞はそう言ったけど、きっと高校に行きたいはず。

舞を高校に行かせてあげたかった。



「何かいいバイトないかな…」

私は一人、バイト探しのため街をブラブラ歩いていた。
その時、

「そこのお兄さん」

そう言って、女の人は私の肩をポンッと軽く叩いた。

「…え?」

そこのお兄さんって…私のこと!!?
えッ!!? 私、女ですけど!!!!

「イイ顔してるわねぇ…」

その女の人は、私の顔をジロジロと見ている。
な…なんなんだ…

「私の家で執事やらない?」








は、


















はい!!!!????