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君
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由紀ちゃんが帰った後、私は気を落ち着かせるために病室を出た

由紀ちゃんにひどいこと言っちゃったかな……

私はいつもそうだ　後になって冷静になるんだ

はぁ……

まぁ　いいや、もうこれで由紀ちゃんも来ないでしょ……

私は階段を上がりながら考え事をする

これは私の毎日の日課だ

空に雲が浮いてたら私から謝る

浮いてなかったら謝られるのを待つ

っていっても滅多に雲がないって日はないから謝る側なんだけどね……

ちょっとドキドキしながら階段を昇る

↑屋上

ガチャッ

ちょっとサビついたドアは重々しく開いた

空は……

見事に青に白がマッチしてるよ……

あーあ

また私からか……

そう思いながら屋上に一つだけあるベンチに座る

いい天気だなーー

こんな日は外で遊びたいな……

その時滅多に人が来ない屋上のドアが開いた

「うっわー　暑！！」

身長は同じくらいで歳も同じくらいの男の子が入ってきた

一人言を言いながら……

この時はただ単に変な子としか思ってなかった