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Re: 生きている意味2 〜蛍の命〜 ( No.36 )
日時: 2011/10/02 14:08
名前: Yuki (ID: ySP8nr/s)

友達
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「えっ!? マジで俺と同じ12なの?」

「そっちこそ私とタメだったんだ」

私達は驚いた顔でお互いを見つめた

「「子供だと思った〜」」

ってオイ!!

ハモルとこじゃないし!!

「だって背低いし!!」

「お前だってそうだろ!!」

「何cm?」

「お前は?」

「149」

「よっしゃ 勝った!! 150cm!!」

うっわ 1cmしか変わらねぇ〜

「に、しても」

「「子供っぽいなー(笑)」」

だから、ハモルとこじゃないって!!

「って言われても、病室にずっと居たらさー、友達もできないし」

「あー、普通の12歳ってどんなのかわかんねぇーよなぁー(笑)」

「うんうん」

私は、そんな嫌な会話を通して心をひらくようになった

「じゃあさー、 俺ら今日から友達な!!」

ー俺ら今日から友達なー

その言葉が私を嬉しくする

初めて言われた

『友達』 って

幼稚園の頃は自然に友達になってて

友達になろって言われた事も言った事もない

小学校も中学校も行った事ないから友達はいない

由紀ちゃんはただの幼馴染み、家が隣ってだけ……、友達じゃない……

そんな感じで私には友達って言える存在が居なかったんだ

「じゃあ、明日も会おうな!!」

そう言うとその子は「診察の時間だから」っと言って帰って行った。