コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 生きている意味 ー短編ー ( No.5 )
日時: 2011/07/30 20:25
名前: Yuki (ID: ySP8nr/s)

好きな人
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おはよー」

「おはよー 由紀」

「1時間目何?」

「美術だよー」

「美術か…暇だよねぇー」

実はというと私は、美術の時間が嫌いだ…

苦手とかそういうのじゃなくて…

何故かというと…

前の席の奴がウザイから…


ーSHR終了ー

「では、今日も一日頑張ってください」

担任の先生は、それだけ言うと教室を出ていってしまった。

「咲〜 美術室いこー」

愛果が咲に話しかけた

「うん!!」

愛果と咲が私をはねにしてない事ぐらいわかってるけど

私は…

二人が仲良く喋っている後をボーッとついていく

「でさー」

「アハハハハ」

本当に笑いあってて、いいなー って思ったりする…

ガラッ

「おはようございます」

美術室に入り皆先生にあいさつをして行く

「おはよー」

「由紀ー 早く!!」

愛果と同じ班の私は、愛果が手招きしているとこまで行く

「美術何するんだろー」

「うーん、さぁ」

その時、前の席からウザイ奴の声が聞こえてきた
         
「よっ!!」

そう言って私達の前の机に座った来人

「お前さー」

私の顔を来人がジロジロ見てきて

いきなり

「好きな人できたか?」

っと聞いてきた

ブッ!!!

なんでそんなこと聞くのよーぉぉぉーー!!

私の頭に昨日の塾での事が思い浮かんでくる

「いや!!いや!!別に!!」

私は、顔を真っ赤にして全力で否定した

(来人なんて好きじゃないし!!)

「? なんだコイツ?」

来人は、不審がって私の顔を見ていた

「怪しくねぇ〜♪」

ニヤニヤしながら、私の方を見てくる来人

「来人の事が好きなんじゃねぇーの??」

来人の隣でニヤニヤしながらそんな寝ぼけた事を言ってくるのは、ウザイ奴No、2の 田島 孝平

ちなみに、No、1は 榊 来人

「そうなの?」

愛果が聞いてきた

(ヤバイ…(汗))

「お・れ?」

ニヤニヤしながら聞いてくる来人は、ほっといてー

「田島〜(怒)(んな訳ねぇーだろ!!)」

「春川って来人の事マジで好きだったんだー」

「マジで俺!?」

来人がバカな事を言ってくるものだから私の我慢も、もう限界!!

「はぁー!? 榊なわけないし!!
こんなチビ誰が好きに…」

って言ったとこで私は、ある事に気づいた

愛果… 愛果って来人の事好きだったんだっけ…タラー…

「何だよ?」

「いや… とにかく私は、榊の事なんて好きじゃないの!!」

「じゃあ、誰が好きなんだよ」

「怜に決まってるでしょ!!」

「ふーん」

「誰?怜って」

「同じ塾の… って私何言って…」

気付いた時には、時すでに遅し…

ニヤニヤしながら来人と田島が「そうなんだー♪」って言ってくる

あー 私のバカーーーー

死にたい… だってこの二人絶対皆に言いふらすし…

もし、バレたらいくら他校の生徒だからって私生きていけないー