コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: とある学園の生徒会会長の苦労日記。オリキャラ募集ww ( No.9 )
- 日時: 2011/07/31 12:49
- 名前: 水晶 (ID: XgoiBkTS)
3.誰だったけ…?
俺はかなりのスピードで校内を走っていた。
まぁ、その自業自得ってやつでして…。
理事長の話を聞いていなかった俺は今日転校生が来ると先ほど知った、しかも会長の俺が転校生を迎えに行かなきゃいけないらしい。
待ち合わせ場所は学校の校門。
あと200メートルほどで校門につく。
「……海司、くん?」
例えるならばその声は生まれたばかりの赤ん坊に話しかけるような優しい声と嬉しそうな声。
まるでアニメかなんかの世界から出てきたような容姿。
俺はそんな彼女に見惚れてしまった。
こんな美少女を見るのは初めてかもしれない。
(彼女が転校生、か。男子生徒からモテんだろうな)
ひっそりと心の中で思った。
「桐生学園生徒会会長の紺野海司です、まぁ今から理事長室に案内するから……?」
転校生は俺の制服の端っこをくい、とひっぱる。
「あー、どうかした?」
「海司くん、私の事、覚えてない、の?」
声が震えていた。
その震えは怒りで震えているのか悲しみで震えているのか、もしくはその両方なのか…。
転校生の大きな瞳からぽた、と涙がこぼれおちた。
「っ!?え、あ。その、俺記憶力悪いから…っその、すまん。」
記憶の隅々を探しても彼女の記憶はない。
いや、なにかが出かかっているのだけれど…どうしても思い出せない。
「そっか。……私の名前は黒部咲乃。改めて宜しくね海司くん。」
咲乃ちゃんは笑顔でそう言ってくれたので少しホッとした。
この発言で黒部咲乃は俺に『咲乃ちゃんは優しくて器が広い子』と言う印象を与えた。
「ごめんな、絶対思い出すから。じゃ、理事長が待ってっから行くか。」
「うん、なんかごめんね海司くん。」
咲乃ちゃんの笑顔を今度からエンジェルスマイルとなずけようとひそかに思った。
「海司くんと私は絶対に結ばれる。だって運命がそう言ってるもの…。」
少し浮かれていた俺は咲乃ちゃんのこの言葉がまったく聞こえてなかった。
【3.誰だったけ…?】END
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とろわ様
>>08
オリキャラ投稿有難うございますっ!!!
採用させていただきましたっ!
とろわ様の小説拝見させていただきました〜!
まだ読み途中ですが;
面白かったです!とろわ様も更新頑張って下さいねーーー!!!