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Re: 餅(?)一家の日常?! ( No.2 )
日時: 2011/08/05 16:26
名前: グレイ ◆Qk0AOa1nlU (ID: RXugjDaQ)

1、女子にとって体重はトップシークレットなんだ、分かってやれ。



人は、何かを考えているときや、1つの物に夢中の時は周りが見えないらしい。
それはきっと、今の彼奴等にも当てはまるのかもしれない。

…まぁ、人じゃ無いけどな…


とか思いながら、現在、変わり果てたボロボロのリビングを見て俺は一言…



「誰を叱れば良いんだよ。」









遡ること30分前、俺はソファに座り、何となくテレビを見ていた。
そして、俺のすぐ後ろの机には、おやつ…ケーキがあったのだ。
俺は甘い物に興味は無い、だから、他の奴に譲った、それが始まりだった。


「俺はケーキなんかいらん、誰かに譲る。」
「へー、折角イチゴちゃんが買ってきてくれたんスのに、キナコ先輩は食べないんスか〜?」


そんな嫌味を俺に言うのは、大概カシワだ。
俺は嫌われているのか?
むしろ、俺、何か悪い事したか??


「甘い物に興味は無い。」
「ハハハ!良いじゃないか!では、この純白の王子、ユキミが食べるとしよう☆」


このナルシー発言はユキミだ。
分かりやすい…因みに今、俺は背を向けて再びテレビを見ている。


「ちょっと!誰があんたに食べて良いなんて言った!?」
「どやっ」
「ワラビ!!あんたにも言ってない!!」


この声はアズキとワラビだろう。
というか、「どやっ」と言うのはワラビだけだ。
まぁ、彼奴はすぐ何処かに消えるから、ケーキが欲しいわけでも無いのだろう。


「で、誰が食べるんスか?」
「そうね…あたしかな♪」
「おかしいッス、アズキ先輩、だってアズキ先輩、ダイエットするっ言ってたじゃないッスか。」
「五月蝿いわね!これはこれ、あれはあれよ!!!」
「体重が●●だったんスよね。」
「何で知ってるのよ!!!!??//」
「オハギの情報ッス。」
「殺す、今度会ったら殺す。」


恐ろしいことを言わないで欲しいのだが。
俺に向けてじゃないから良いが、この殺気やばいぞ。
普通の人が当たったら死ぬな。


「にぱー。」
「やぁ☆ワラビじゃないか!どうしたんだい!!この美しい僕に会いに来たのかい!」
「もーのー。」
「うわ!?ちょっと何するんだい!?ワラビ!!」
「あら…オハギじゃないの…」
「!?あ、アズキか…何か僕に用?」
「そうよ。何であたしの体重カシワに教えたの…?そもそも、何で知ってんだ。」
「どやっw」


…修羅場の予感がするのだが…
ワラビ逃げたし…


「…それが?」
「体重はレディーのトップシークレットだぁぁあぁ!!!!」


おい、喧嘩するなよ…って…
アズキ…能力をフルで使ってやがる…
オハギはオハギで逃げ回って…あ、机が大破しやがった。
壁が…穴だらけに…
床が…テレビも壊しやがった…


…もう…どうしろと…






そして現在。


「誰を叱れば良いんだよ。」
「ごめんね…キナコ…」
「別にいいが…修理どうするんだよ…」


続く。