コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 青春のメロディー【西宮中学校吹奏楽部物語】 部員求む!! ( No.14 )
- 日時: 2011/08/13 12:23
- 名前: 華鈴 ◆NZJg9s3.DU (ID: lqooIEvM)
STORY4 Who is 副部長?
※これはSTORY3(>>11)と同時進行の話です。
皆様おはようございます?こんにちは?こんばんは?
やっと出番が回ってきた主人公の岡崎です。
只今、入学式で演奏する祝賀演奏の練習中です。
と、いっても吹く曲は一曲だけ。
吹奏楽部はその一曲の為に楽器を体育館に降ろすんです(汗
「岡崎さん、今日こそ基礎をきちんとやってよね」
「えー!先輩、言われなくてもわかってますって!」
この先輩は金本 和樹先輩。金本 祐樹先輩のお兄さんで、我が校の吹奏楽部の副部長なのです☆
・・・あれ?反対だったけ?
「あのー、和樹先輩ってお兄さんの方でしたよね」
「いや、僕の方が下だよ」
「いやいや、絶対に先輩の方が上ですって!」
「よく言われるけどね^^;」
和樹先輩は、顔に苦笑いを浮かべる。
か、可愛い!可愛すぎますよ!先輩!!
「岡崎さん、顔がにやけてるけど、どうかした?」
「はっ、な、何でもないですよ先輩!!」
「そう?それならいいけど・・・」
そう言って和樹先輩は練習を始めた。
危ない危ない。でも、和樹先輩本当に可愛いですって!!
そして、私も練習を始めようとした瞬間だった。
ガタガタっ(机とか椅子とかが倒れた音
「き、貴様あああああああっ!!」
祐樹先輩の叫び声が響いた。
ちなみに、トランペットが使っている部屋はサックスが使っている部屋の隣なので、かなりうるさかった。
「せ、先輩、これは・・・?」
「まずいな。島崎さんは今日休みだし・・・」
「私、見てきます!!」
「ちょ、岡崎さん!?」
和樹先輩が止めるのを無視してサックスに殴り込み(?)に行く私。
止めるのが一番だけど、それより杉本君が気になる。
杉本君、殴られる前でいてくれ・・・。
「金本先輩!!そんなに騒いでどうしたんですか!?」
私が入った瞬間、祐樹先輩は今にも殴ろうとしている体制だった。
ギリギリセーフといったところだった。
「先輩、杉本君を殴ったら、うちの学校の女子全員を敵にまわすことになるんですけど、そうなってもいいんですね」
そう言って祐樹先輩を睨みつける。
今って絶対かっこいいよね、私!!
そんなことを思っているとドアがあいた。
ヤバイっ、先生だったらどうしよう!!
「岡崎さん、帰ってくるの遅・・・って、兄さん!?」
「げっ、か、和樹!?」
和樹先輩、ナイスタイミング!!やっぱり祐樹先輩とは違うね!!
祐樹先輩なんか「マズイっ!」って顔して体制直してるもん。
「こ、これは一体・・・?」
「和樹先輩、祐樹先輩が俺のこと殴ろうとしてきたんですよ」
「ち、違、和樹、これにはちゃんとした訳が・・・」
「和樹先輩、副部長としてなんとか言ってやってくださいよ」
えっ・・・?杉本君、それ禁句・・・
「副部長は俺だあああああああああああっ!!」
やっぱりいいいいいいいいいい!!