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- Re: 青春のメロディー【西宮中学校吹奏楽部物語】 部員求む!! ( No.32 )
- 日時: 2011/09/02 22:19
- 名前: 華鈴 ◆NZJg9s3.DU (ID: lqooIEvM)
STORY7 あたしは『吹奏楽』に出会った 茜said
☆前回のあらすじ&今回の説明☆
あたし、新庄茜。
入学早々迷子になってしまったあたし。
そんなあたしに現れた救世主は、『水槽学(?)』部の先輩。
その先輩は、あたしに「『水槽学(?)部』をヨロシクっ☆」と言って走り去っていった。
これは、入学式から1週間過ぎた日の物語。
さあ、『水槽学(?)』部とは一体何なのか!?
キーワードは『スイソウガク』だよ♪
「茜、希望書の提出期限今日なんだけど」
そう言って、あたし視点の話なのに第一声を横取りしやがったのは、あたしの親友の宮下葵。
葵はクールで真面目なクラスの学級委員長。あたしにとっては幼馴染。
あたしは、そんな真面目な葵ちゃんに仮入部の希望書を出せと迫られています。
「だって葵ぃ。「言い訳は受け付けません」
幼馴染のせいか、あたしが全部言う前に何を言いたいのかも一発で分かるのが葵のすごいところでもある。
「あ、そうだ。入りたい部活が無かったら私と同じにする?」
「そうする!賛成!大賛成!OK牧場!」
「最後の『OK牧場』は古くない?」
そんな葵のつっこみを無視して、私は仮入部の希望書とペンを出す。
「ところで葵はどこに入るの?」
「吹奏楽部」
ス・イ・ソ・ウ・ガ・ク・部
あたしが1週間前に聞いて、ずっと謎だった部活。
てか、『水槽学』ってやっぱり水槽使って研究とかするのかな?
それだったら葵入る理屈もわかるけど・・・。
そんな謎も深まっていく中で、葵がキーワードとなる言葉を言った。
「あれ?茜って音楽好きじゃなかったっけ?」
オ・ン・ガ・ク
え?『スイソウガク』って『水槽学』じゃなかったの?
てか、音楽系だったんだぁ。
そんな感じであたしが納得していると、
「あ、吹奏楽知らなかったの?てか、あんたのことだから『水槽学』とか思ってたんだろうけど」
葵、あなたの発言はドンピシャすぎます。
「部活の見学まだできるけど、行く?」
「行きたい!絶対に行きたい!!」
「わかった。じゃあ、HRが終わったら一緒に行こう」
「OK牧場!!」
「だから古いって」
そんな訳で、わたしは希望書に『吹奏楽部』と書いて、葵に渡したのである。