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- Re: 青春のメロディー【西宮中学校吹奏楽部物語】ラジオ更新!! ( No.49 )
- 日時: 2011/09/18 22:55
- 名前: 華鈴 ◆NZJg9s3.DU (ID: lqooIEvM)
STORY9 新入部員は突然の出会いからやってきた
「入っていいよ」
扉を開けると同時に祐樹先輩の声がする。
祐樹先輩、怒りゲージ大爆発した後の加奈先輩と蘭先輩を見ておびえているのか、声が震えていた。
※先輩の怒りゲージが大☆爆☆発しちゃった理由は、>>43をご覧ください。
さて、扉を開けると入ってきたのは・・・
「みんな、この状況でわかると思うけd・・・」
「「「新入部員のみなさん、ようこそ吹奏楽部へ!!」」」
新入部員キターーーーーーーーーーーーーーーッ!!
もう、祐樹先輩の説明なんか無視して、みなさんそれぞれの思いを大☆爆☆発させちゃってます、みなさん。
もちろん。ほとんどの人は新入部員が来てよかったぁみたいなほっとしたかんじになっています。
以下の4人を除いたら。
朝日ちゃんは自分の予想が大ハズレしちゃって顔が赤くなってるし。まあ、2年全員に「新入部員なんて来るはずないじゃん」なんて言まくってたからな・・・。
亜里沙先輩と沙良先輩は持っていた紙(多分、野球部とサッカー部の入部申請書)を「何で来るんだよテメェら」っていう顔をして握りつぶしてるし。てか、2人とも吹奏楽部が廃部になっても良かったんですか!?先輩。
そして、何よりも全員が目を見張ったのは真衣の行動である。
「あーーーーーーーーーっ!!」
と、叫んだ彼女は、いきなり新入部員の子を指差して、
「あなた、もしかしてこの前の!?」
と、叫んだ。
すると、真衣が指差した子も
「あぁっ、もしかしてぇ・・・」
と、口を押さえながら言った。
もちろん、この場にいた全員が「何事!?」と、いう目をして彼女らを見た。
「あの、もしかして、入学式のときの先輩ですかぁ?」
「そのしゃべり方!もしかして、入学式のときの!?」
いきなり2人の会話が始まった。
何を話しているのかさっぱりわからない私たちは、興味津々な目で彼女らの会話を見守ろうとした。
約1名を除いては。
「ちょっとそこの2人、今しゃべるのはよしてくれる?」
厳しい口調で2人の会話を遮ったのは副・・・じゃなくて、部長加奈先輩。
さすが部長。でも、この場面でそれはKY行動になりますよ。
ちなみに、怒られた2人はヤバイという顔をして、「すみません」と言った。
「それじゃあ、今日から新入生の仮入部がはじまるので、くれぐれも新入生への対応は気をつけるように」
「「「はい!!」」」
こうして、今日から1年生の仮入部生活が始まった。
「真衣、どうしたの?いきなり叫んだりして」
出欠確認が終わった後、私は真衣に事情を聞きに言った。
「うん。あのね・・・」
そう言った真衣は、私に微笑みながら、
「いちいち話すのはめんどくさいから後にしてくれる?」
と、言った。
「何?そんなに長ったらしい話なの?」
「うん。まあね」
そう言った彼女は、「後で話す」と言って、練習場所へと向かった。
私は、彼女とあの1年生との関係について疑問をもちながらも、練習場所へと向かった。
ちなみに、真衣と1年との関係は部活が終わった後に真衣から聞いたんだけれども、説明するのがめんどくさいんで、>>29に書いてあるらしいから、読者のみなさんはそちらをどうぞ!!