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Re: 〜*日替わり執事*〜【第12話更新】 ( No.39 )
日時: 2011/11/23 19:23
名前: 棋理 ◆U9Gr/x.8rg (ID: 3s//keBI)

参照100突破記念SS『雑談する執事達』

翡翠「さて、お嬢様から何か全員で雑談しろと仰せつかったわけだが……」
蓮「ちっ。なんで俺たちがそんなことしなくちゃ行けないんだよ……」
緑「で、でも姫華先輩……じゃなくて、お嬢様から言われたことなら、仕方ありませんよね!」
蓮「なんでお前はそんなに乗り気なんだよ」
輝「あれ、どうしたの、光? それ、ボイスレコーダーだよね?」
光「あぁ、これはお嬢様が、その雑談の内容を録音しておけと……」
輝「姫さんのやることは、分からないなぁ」
翡翠「おい、お前ら。勝手に話を進めるな」
輝「進めるも何も、雑談なんでしょ?だったら、これでいいと思うけれど」
翡翠「そ、そうか……?」
蓮「翡翠さんって堅いよなぁ」
緑「れ、蓮先輩。それは言わない方が……」
輝「ま、それは置いといて。で? どうだったの、光」
光「どうだった……とは?」
輝「姫さんとの一日。本編では、まだ光だけでしょ? 姫さんの執事担当したのって」
蓮「そうそう。俺たちはまだ出番なしだもんなぁ」
緑「蓮先輩は良いですよ。僕なんか、まだ姫華先輩とお話すらしてないです……」
翡翠「おいお前ら。さすがに“本編”とか“出番”とか、そういう単語は慎め。というか、話が脱線している」
光「どうせだったらそのまま脱線していてくれると、嬉しいんですが……。
  どうと言われましても……。一日の大半を書庫の整理に費やしましたので、これといっては……」
輝「仕事の内容じゃなくて、姫さんとの会話とかそういうのを聞きたかったんだけど」
光「お、お嬢様との会話、ですか?」
緑「あ、それ 僕も聞きたいです」
蓮「俺は、別に……き、聞いてやらなくも無いけどな!」
翡翠「まさか蓮のツンデレキャラの初見が、番外だとはな」
光「特にこれといったことは。紅茶のお話とか。あとは、お嬢様がどうして学校に通っているとか、失礼ながら聞いてしまいました」
輝「姫さんがどうして学校に通っているのか?」
光「はい。どうやら———」
翡翠「光、それはまだ本編ではやっていないらしいぞ」
光「え、そうなんですか?」
蓮「ちぇ、なんだよ」
緑「ざ、残念です……」
輝「うん、姫さんのことをたくさん聞きたかったから、残念かな。まぁ個人的に突っ込むけど、さっき“本編”とかそういう言葉は慎めって言ったの、自分だよね?」
光「だ、だいたいお嬢様のことなら、自分から聞けば良いじゃないですか」
輝「それもそうなんだけどね。ほら、強いて言うならリサーチってやつだよ」
光「リサーチ……?」
輝「そ。今後姫さんと屋敷で二人きりになる際に、どんな話を振れば良いのか、のね」
緑「ふ、二人きり!? ……あの、輝さんとお嬢様を二人きりにさせたらキケンだと思うのは、僕だけでしょうか」
蓮「安心しろ。お前の疑問は間違っていない。誰しもが抱いている」
翡翠「輝、私もお前のことを信用していないわけではないが……お嬢様に手を出すとか、そういうことはしないだろうな。いいか。執事たるもの———」

〜しばらくお説教(40分間)〜

光「えーと……とりあえず、これ以上長くなるわけには行きませんよね」
緑「そうですね。お嬢様から言われたことですが、僕達一応休憩しているわけですし」
蓮「っていうか、良いのかこれで? 約2名が途中離脱とか、全然しまらねぇだろ」
光「仕方ありませんよ。とりあえず、これでお嬢様からの言いつけは終わったわけですし」
蓮「それもそうだな」
緑「それじゃ、僕達は仕事に戻りましょう!」

*参照100突破記念SS 終了*