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- 届かぬ想い 第3章 片思いと両思い 8話『憧れの両思い』 ( No.42 )
- 日時: 2011/08/23 10:37
- 名前: ★逢夢☆ ◆QuwKcUaJL. (ID: 2ft.mOaW)
第3章 片思いと両想い
8話『憧れの両思い』 Side Keito
さぁ、花火が終わったぞ!
言え!
言うんだ俺!
「お、俺…実は…お前のことが…なんていうか…す、好きだ…」
言ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
言ったな、俺。
よくやったよ。
あとは蘭の返事を聞くだけだ——…
「あ、あの…先輩…それは…本気ですか…?」
「ほ、本気だ。」
真っ赤になってる蘭。
か、可愛い…
俺は必死に可愛さをかみしめていた。
「先輩、私もあなたのことが好きです。」
ドキン…
よっしゃぁぁぁあぁあぁぁ!!!!!!
「これって両想いってやつか?俺、人生で一番幸せだ。」
「先輩…私もです…」
ドーン、ドーン…
え?
今花火の音が…
俺は上も見上げた。
蘭も見上げていた。
そこには、終わったはずの花火が上がっていた。
「さっきのまでのやつ、終わりじゃなかったらしいよ。」
「なんか調子悪かったらしいよ〜」
近くからそんな会話が聞こえてきた。
「プ…まだ終わってなかったんだ…ハハ…」
「先輩?」
「何にもない。」
やっぱジンクスなんかなくても、両思いになれるんだ。
俺は、花火の下で蘭を抱きしめた。
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更新日 8月23日火曜日
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