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Re: 災厄の魔女の契約書 お便り的なもの募集!! ( No.139 )
日時: 2011/09/09 17:00
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)

11話「裏と表」




「反逆者……ねぇ…楽しそ!」

そういってアレンは口元を上げて上唇を
ぺろりと舐める

「反逆者かぁ……」
「呪われた反逆者ッスか」

全員が微笑を浮かべる

「あの表の創造主[神]を倒したら裏の創造主[神]を倒すから
 その時は敵だからね…」
「一人では裏の創造主[神]を倒す事は出来ないぞ」
「お兄ちゃん、うるさい!」
「いや、ヴァレアの言ってる事は強ち間違ってないぞ」
「誰よあんた!!」
「レスト・グレン」

と、痴話喧嘩すらしている

——呆れるなぁ……でもこいつらが悪魔や魔女の中で強いんだよな?
  俺は雑魚になるのかなぁ…

「ルナー出てきて」
〔なんですカ?〕
「あのムカつく表の創造主[神]をやるわよ」
〔ええ〜分かッタ〜〜〕

そういって鳥の獣の化ける女
美しい色の鳥だった

「グリア、」
〈なんだ、主[マイスター]〉
「内容は分かるよな?」
〈ああ!〉

大きな獣が目の前に現れた
美しくも強い、そんな感じの獣が

「おい、魔女の契約者」
「え?俺?」
「おまえ以外に誰がいる」
「あはは、最古 諸刃だっけ?」
「そうだ
 契約者、テンマの力を放ってやれ」
「どういうこと?」
「テンマに向かって本当の気持ちを伝えろって事だよ」

——本当の気持ち?
  それは俺が、俺が………

『零兎、零兎!!』

どこからも無くくれなの声が聞こえた

何故かくれなは自分の事を愛してくれてる気がして
何故か、何故かテンマの事を愛してるのに





—————くれなの事が愛しくなった