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Re: 災厄の魔女の契約書 キャラ人気投票しみたり ( No.198 )
日時: 2011/09/23 22:36
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)

21話「終戦の始まり」






「アルト…あんたには消えて貰うッス」

レイはそう言う
アルトの方を睨んで

「レイ?あんたはこの戦争、楽しいか?」
「なんスか、カイ」

西陽海カイ、
零兎の元クラスメイトだ

そして今のレイの敵でもある悪魔

「ちなみに今回オレは傍観してるだけだから」
「あんたの召喚魔法、かなり強かった気がするんスけど」
「あはは……見間違いじゃない?オレはやたらに魔法は使わないよ」
「そうッスか?」

カイはテンマの召喚獣のリィオンとミィオンを見て言う

「あの召喚獣、かなり強いし、出る幕無いでしょ〜」
「呑気ッスね」
「だって、闘わないしさ」
「俺、敵なんスよ?」
「へぇ……さっきあっちの仲間になったの?」
「なんかぐさりと来るッスね」
「だってそうしたしさ」

とか他の『悪魔達』が闘ってるのを傍観する二人
この二人も実は『悪魔』なのだけど





「へえ………さすが≪災厄の魔女≫、召喚獣もかなり強いね」
「黙ってろアルト、リィオン、ミィオン、あいつを八つ裂きにしても良い…許可を出す」
『ミィオン、』
{大丈夫、分かってるよ}

そして2つの影はアルトへ走り、
そのまま雷と氷の魔法を放つ

その瞬間

アレンが予測したとおりアルトは『霧—ミスト—』になった

一瞬のうちに、だ
パッと飛び散ったように微かに見える水の塊

その時、水がどこからか光線のように放たれた
正確に言えば『水魔』、水の魔術だが

「凍結しろ」

そんな声が聞こえた後、水だったものは教室の床へと
コロン…
と、単純な音を出しておちていった

あっさり、こんなにあっさり終わってしまった
あの表の創造主[神]をあっさり倒してしまった

でもまだ終わってない
この氷の粒を壊さなければならない

そしてテンマは指を向ける

「零兎を危険な眼に合わせた罰、受けてもらう」

そういって電撃を放つ

ぴき…と音が鳴って氷はあたりに飛び散る

レイは思う













—————終戦の始まりが幕を開けるッス————