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Re: 災厄の魔女の契約書 番外編アンケ、再度実施中!! ( No.212 )
日時: 2011/10/23 14:26
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)

24話「堕天使ルシファー」






ピピピピピピピ………

何故か目覚まし時計が鳴る
零兎は、携帯電話で日付を確認すると、一日過ぎていた

——いつから、日付が変わった?…昼休みからの記憶が、無い……

携帯電話の日付表示を疑い、何度も確かめた
でも、それは昨日では無く今日で

「零兎ー、くれなちゃんが迎えにくるわよ」
「あっ、分かった」

制服に着替えて階段を駆け降りる

「早く食べて、行きなさい」
「へいへい」
「もぅ……」

判を2枚、口に放り込む
少し、顎が痛いが、そこは気にしない

——天魔に会って確認しないと…!!

ピンポーン

「くれなちゃんかしら?」

零兎の母が玄関を開けるとそこに居たのはくれなでは無かった

「えと、どちら様?」
「彩音碧天、零兎に用が有る」

どくん…と心臓の動きが早くなる
『彩音碧天』だって?
それは、昨日、屋上から落ちていった少女の名

「零兎ー、彩音さんが来てるけど」
「……………っ」

玄関を飛び出す
その時、『彩音碧天』の手首を掴み、駆けていく

「鬼灯零兎、何処に行く」
「黙っててくれ!!」

声が聞こえなくなる
そして、人気の少ない所へと出る

「なんで、君が居るんだよ」
「話があったから」
「早くいって」
「リリス・テンマや最古諸刃、クレイド・アレン達とあたし、≪堕天使ルシファー≫について
 下からリリス・テンマに関わっていた最古諸刃とクレイド・アレンは重要
 ≪堕天使ルシファー≫はあたし、そして『雨戸くれな』
 最古 諸刃とクレイド・アレンは≪災厄の魔女≫による世界の崩壊を防ぐ事について大きな役割を果たす事となる
 そして≪堕天使ルシファー≫は、あたしに取り付いた≪堕天使≫
 『雨戸くれな』の『カギ』と対なる『閉鎖—ロック—』をあたしにさずけた者」
「何言って…」
「『鬼灯零兎』はリリス・テンマを愛すべき存在
 最後に、あたしと『雨戸くれな』は同じ存在
 あたしが消えれば、『雨戸くれな』も消える、ということ
 だから、あたしは、あんたに協力をしてもらいたい
 リリス・テンマの望みを叶える事の、協力を」







———————天魔の望み…?————