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Re: 災厄の魔女の契約書 番外編アンケ、再度実施中!! ( No.215 )
日時: 2011/10/26 16:37
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)

25話「魔女の望み」





「リリス・テンマの望み、それは………」

「零兎〜〜!!」
「え?天魔!?」

空から降ってきた紫がかったツーサイドアップのロリ体型の美少女
天魔だ
天魔はそのまま零兎に抱きついた、零兎はバランスを崩して、地に叩きつけられた

「零兎ダサーい」
「フェイントは禁止」
「え〜〜〜……」

ふいに表情を強ばらせる
そして後ろにいる碧天に向って

「マセ堕天使、あんた、零兎に何吹き込んだ?」
「マセは、必要ない」
「で、何を吹き込んだわけ?」
「別に、貴方に教える必要も、無い」
「つくづくムカつくね」

いつもの天魔とは思えないほどの低い声
地の底から沸き上がるような、声

「じゃ、嘘つき堕天使、再度聞くわ」
「何?」
「あんた、零兎に何をさせようとしてる?」
「なんであたしが答えないと、いけない」
「聞き出さないと、教えてくれなさそうだからね」
「興味ない」
「あたしがあんのよ、堕天使」

天魔が宙に指を上げる
指の先には碧天が立っていた

「貴方にあたしは、殺せない」
「どーかな?」

そう言って、天魔は魔法を撃つ

「氷の華の様に溶けてしまいなさいよ」

碧天の身体が凍ってゆく
しかし、碧天はそれに微動だにせず、何かを唱えたかと思うとあっさり、天魔の魔法を解呪した

「この程度、だから、貴方は殺せない」
「調子、乗りすぎよ?」
「反撃、する」

天魔を見る
眼は、鮮血の様に真っ赤だった

「質問、する………」








———————————貴方の、望みは何————