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Re: カラの実(オリキャラ募集) ( No.22 )
日時: 2011/11/26 09:53
名前: ミルクチョコレート ◆/QnEJQqynw (ID: Wr7p75Kp)

第2話
「?!って…ぁぁぁぁああああああ!!!!!死ぬうううう!!」

諸刃は何かを掴もうと精一杯、手を伸ばした

「ふわふわふわわ!」ぽすっ

何か明るい声をした者が、クッションのような物を出し、諸刃を包み込んだ

「いてて…一体誰だ?」

諸刃は着地するときに、強く打った腰をさすりながら、周りを見渡した
すると何処からか、声がした

「初めまして♪私の名前はリリー、フェアリーエンジェルという種族の妖精よ」

妖精だと…?
いやいや……この世に妖精なんか存在するはずない……
第一、姿が見えないし…

「あ、普通の人にはみえないんだった!よーし!!」

『ぽんっ』

何と、諸刃の目の前に小さな可愛らしい妖精が現れたではないか

「???!!!!」

マジで現れてやがった…
ストレスのたまりすぎか…?
てか、妖精って言うより天使だよな…
宙に浮いてるし、
でも、天使の輪っかはないな…

「どう??びっくりした???」

諸刃は口を『ポカーン』と開け、驚きをかくせなかった
「あ、びっくりしてるー!!」

リリーという(たぶん自称)妖精は、幼稚園児のような明るさをもっていた
一息付いてから、俺は話し始めた

「お前に1つ聞きたいことがある」

諸刃は手で1と表した

「何?」
「一つ目はお前は本当に妖精か?」

諸刃は疑い深く、リリーに聞いた

「あったり前でしょ!!その前に貴方が空に落ちてきた事が驚きなんだけど…」
「本当かよ…じゃあ証拠は?」

諸刃はそう簡単には、信じなかった

「証拠…そうだね…」

リリーはあごに手を当て、考えた
その姿はまるで、あの有名な『考える人』の様だ
やっぱり、こいつ妖精じゃないだろ…

「あっ!!」
「おっ、証拠を思いついたか?」

諸刃は馬鹿にした様な顔をして質問した

「えーとねー、さっき貴方が助かったのは、私の魔法のおかげよ!!」

リリーは自信満々に言った
魔法ってさっきリリーが言ってたやつか…
でも『ふわふわふわわ!』って…

「ぷっ」

俺は笑いをこらえられなくなり、思わず吹き出してしまった

「あ!!笑った!!」
「ぷはははは!!」

俺は腹を抱え込み転がり込んだ

「わ、笑うなーー!!!」
「ご…ごめん…でも、『ふわふわふわわ!!』って…」

諸刃はまたクスクスと笑いだした
最初は警戒していた、二人緊張感がとけ、仲よくなった