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明日で夏は終わりだぁやっふぅ

第五話「秋の始まりとともに来るバトル」


「夏休み終わったいぃぃぃやっほぉぉぉ！！」

「…お前、宿題とか自習とかどうした？」
「やってねぇゼ☆」

「だろうな、てかお前今日あの娘が来るの楽しみにしてるんだろ？」
冷ややかな目で虔を見る吟　虔は親指を立ててグッジョブとこちらを見ている

「大体さお前、昨日までストーキングしてたんだぞ？何か思わない？」

「それは俺の愛が伝わったんだよ、心の壁を越えて」
「黙れストーカーキング」

まだ陽も照りつける9月1日　それでも涼しげに吹く風はどことなく秋の訪れを知らせてくれているのかもしれない
何て事を考えながら窓を見る吟　今日は美月が来る事より重要な事がある

Opening of the fight　大会開催！

一位には素晴らしい賞品が与えられます！


それじゃあ皆！レッツバトル！


「…今日の大会、虔はどうするんだ？」

「出ない、何故なら目の前に女神がいるから！」
「トイレの神様か？」「誰がトイレの神様だコノヤロー」

















〜放課後〜

ギン『……』

吟はパソコンの後ろから聞こえる会話を聞きつつも、大会場所に来ていた

「美月ちゃんは何部？」

「テニス部です」
「へ〜テニス！今度俺とダブルスしない？」

「ま…また今度」

早速セクハラか…まぁ、虔だし手は出さんだろう


「あ…ちょっと、ごめんなさい　私、大会に出るので」

「大会？」
「ほら、”Opening of the fight”の大会ですよ、出ないんですか？」

ケン＠OH『出ます！』

早ぇぇぇ

ミ〜☆『負けませんよ！』

こうなる事は…まぁ、予想していた…


ギン『んじゃ、何人出るんだ？この大会に』

ケン＠OH『184人』

ミ〜☆『多すぎませんか？ていうか、現実の方で喋った方が…』

ギン『何か面倒くさいじゃん、それにややこしい
てか、そのOHは何だ？ケン』

ケン＠OH『O＝俺にも　H＝春が来た！』

ギン『来ねぇよ、お前には』
ミ〜☆『あ、あの人　かなり有名な人ですよ！』

その先にいたのはこのゲームでも名高い人だった


ギン『凄いな…勝てるか？』

ケン＠OH『勝てる勝てないじゃない、勝つんだ！』
ミ〜☆『格好良いですねｗ』

ケン＠OH『惚れた？』ミ〜☆『いいえ』

吟が虔の方を向くと、腕の中に顔を伏せた虔がいた






ギン『…ドンマイｂ』



その様子を伺うアバターが一人

『…ククッ』

続く