コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: メモリアル・ネット ( No.9 )
- 日時: 2011/08/30 09:46
- 名前: VAATO (ID: 8cTIMUus)
第二話「暇人たちの小さな部活動」
「待ってろよ〜荒らしちゃん、すぐにどのサイトにもアクセスできないくらいのウイルスでも送り込んでやるぞ☆」
普通の人間ならウイルスを送り込んだら犯罪なのだが、どうもこの世界 仕事の都合があればウイルスなんて関係ねぇみたいな世界なのだった
「…おい、そこのニヤケ面 お前も仕事をしろ」
「何だよ、俺は此処から美月ちゃんに愛を送ってんの」
「人々はそれを変態と呼びます」
「分かってるよ、俺はもうすでにそのサイトに来てる」
虔はパソコンをこちらに向けると先ほどの依頼に書いてあったサイトにすでに来ていた
「…よし、んじゃ 仕事始めるか!」
〜チャットルーム”花”〜
入室者:ミカ 花夢 Dr,モンキー ああああ
ああああ:あああああああああああああああああああ
ミカ:まだ荒らしてんのかよw暇だなw
花夢:あ、大丈夫wさっきネトバーの人に頼んできた
Dr,モンキー:ナイスb
「ネトバー…略されてるな」
「吟、結構気に入ってたのに略されてるwワロスw」
「最近新しい強力なウイルス見つけたんだよな〜けど誰のパソコンに送り込もうかな」
「すいませんでした
んじゃ、入るぞ」
”ギンさんが入室しました!ごゆっくり〜”
”ケン@DJさんが入室しました!ごゆっくり〜”
ケンのハンドルネーム 自分の名前の最後に必ず2文字英語を入れてくる しかも毎回違うやつ
ギン:こん〜
ケン@DJ:こん〜、可愛い名前の人たちがいっぱいいるね〜w
ギン:いきなりセクハラすんなよ
花夢:wwつか、今は荒らしいるから後の方が良くない?
ギン:嗚呼、俺たちネット・バスターだから
ケン@DJ:コイツをアク禁にしたり、酷かったらウイルスだって送り込む・ZE☆
ミカ:来たよ来たよw早速やっちゃってください☆
Dr,モンキー:これは荒らしも逃げ出すか〜?
”ああああさんが退室しました!さよなら〜”
「無駄だって、ログのIPを独自で開発した機械で分析…サーバーに連絡して向こう側からこのサイトに入る事を出来なくして…ついでに架空請求のサイトに繋がるウイルスを送り込み…このIPを記録して…完了」
ギン:ほい、と これでアイツはもうこのサイトに来れないよ〜^^
ケン@DJ:念のため、確認だけしとく
ギン:了解、てか喋れよ 俺の真後ろだろ
ケン@DJ:ww
Dr,モンキー:…終わった?
ギン:b
ミカ:やったーwありがとうございましたw
花夢:これで話せるwありがとねw
ケン@DJ:惚れたって良いんだぜ?
ミカ:え・・・w
ギン:すいません、ちょっとコイツもアク禁にしときます
”ケン@DJさんがアク禁にされました”
「何してんだ吟!ちょwマジ何してんだw」
「セクハラすんな、ホントにウイルス送り込むぞ…てか、お前のせいで依頼が無いんじゃないか?」
呆れた顔で虔に返事を返す
ミカ:とにかくありがとうございました!
ギン:いやいや、それじゃ
”ギンさんが退室しました!さよなら〜”
「…これで終わりってなんか暇だな」
「俺はアイドルの写真集買うから暇じゃない」
「バカだろ、ホント」
そんな雑談してたらまた依頼が舞い込んできた
”は〜?と最初見たとき思ったんです
こいつ管理人に連絡した方がいいと思ったんですが、初心者なのでこの
キチガイを報告すれば良いのか分かりません
きょうは引越しした友達と話す事があったのに!ど
うにかしてください!
ここが荒らしに占領されたらもう…
いいやぁぁぁぁぁ!あ、場所は神々の遊び場…って有名な所です
2行目をQW9N”
「はぁ?何だこれ、暗号か?二行目をQW9Nって何だ?」
「え?吟、こういう暗号分かんない感じ?」
「…分かったのか?」
「ナメてもらっちゃぁ困るなぁ、これでもこういうのは得意なんだよ」
と、ドヤ顔で答える虔 イラッとした吟も我慢して聞き返す
「答えは?」
「廃墟に来い
二行目をQW9Nってのはパソコンのキーボード見てみろ Qには何が書いてある?」
「”た”」
「そんな感じに他のキーも見たらたてよみって出てくるぞ…つまり神々の遊び場の廃墟に来いって事
てか、こんなん小学生でも解けるんじゃないか?」
「んだと、ゆとり教育なめんなよ?」
「俺、ゆとり教育世代だけどお前より頭良いぞ」
「……廃墟行くか」
吟の低いテンションがもっと低くなったが、気にせずに廃墟へ向かう虔なのであった
続くかな?