ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

「えっとね、あたしとクロが出会ったきっかけは……」

　話し始めた瞬間、

『次はー、魔女狩り魔女守り本部前ー』

　アナウンスが響いた。

「あら、なんか変なタイミングでつぎねぇ。降ります降りますっとー」

　おねねさんが急に立ち上がる。

「あ、バスが止まってから立たないと危ないですよー……」

　案の定、おわっ!?　奇声を上げ隣の席に寄り掛かった——、否、寄り掛かろうとした途端——、

　銃を突き付けられた。

「バッ、バスジャック!?　ちょっと運転手さん！」

「バスジャックじゃない！」

「おいおい、サーシャ。やめとけって。この人たち、俺らと同じとこに降りるらしいから。温厚に、温厚に。あと、誰にでも銃を突きつけるなって」

「ですが、クオリラ様……」

　えっ!?　なぜにそんな口調!?　そんな疑問が顔に出ていたのか、クオリラと言った人物がおもむろに口を開いた。

「一応、主人とボディーガード的な？」

「クオリラ様が魔女守りになるとおっしゃったので、私がおもりしているんです」

「え……ああ〜……はあ……」

　まったくキャラが濃い人たち現れたわ……とげんなりするノゾミに、ぽんっ、とアネモネが肩をたたいた。


　　：どうでしたかー？　違うところがあったら修正しますよっ！：