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Re: 魔女守り! ( No.110 )
日時: 2011/11/19 18:21
名前: 由羽 (ID: mOKQW.49)
参照: 第二章が100で終わった!なんかうれしい!

「ユエルっ! なんかすごい二人組がいるっ!」

 バスを降りた途端、アネモネが一人の少女に声をかけた。
 水色と基調とした服装。ふんわりとし水色のカーディガン、ふわりとしたスカート。女の子女の子としたかわいらしい服装だ。
 サラサラな髪は肩につくぐらいで、ストレート。ボブヘアーのノゾミとは天と地だ。
 ユエルと呼ばれた少女は、ずっとバスを待っていたのか、屈伸をしていた。

「あ、こんにちは。ユエル・フェリットです」

 なっ、なんてかわいらしい声なんだっ!
 ノゾミがノックアウトしていると、アネモネがユエルに向かってもう一度、

「なんかすごい二人組がいたんだけどっ!」

「ああ、それって陽光君?」

「え、誰それってかこの世界って漢字名前OKなの」

「いーんじゃね? 作者あんなんだし」

「いーんかい」

 突っ込むと、ノゾミはいーのいーの、と、何やら投げやりな返事。

「ってかぁ、二人組っていったんがけどぉ」

 いきなり出てきたおねねさんに、ユエルはびくっと肩を震わせる。

「なっ、なんですかこのおねえキャラ全開の人物はっ!」

「おねねさん。一応教官」

 ええっ!? とのけぞるユエル。

「この子面白いね、アネモネ」

「でしょ」

「な、何悪口言っているんですか。ダダ漏れですよ、ダダ漏れ」

 言い返したユエルに、「いいから早く二人組の説明しなさいよ」と、一蹴。

「アネモネのばかぁ! ……クオリラとサーシャでしょ。あの二人、目立つし。……あの二人の関係はまあ、謎なんです」

 うーん、なんでしょうねー、二人の関係って。と、ユエルはうなり始めた。

「なんか気になる」

 ノゾミは、にやりと野次馬笑いをしたのだった。