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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔女守り! ( No.114 )
- 日時: 2011/11/19 18:23
- 名前: 由羽 (ID: mOKQW.49)
- 参照: クールキャラ萌え!です!
「なんだかすごいことになったけど、この辺案内するから、またバス乗って」
近くにいた陽光の顔を見ないように、ユエルがいつにもましてそっけなく言った。
「あー、うん。さ、乗ろっ」
ノゾミを筆頭に、皆陽光のほうをちらちら見るが、バスに乗っていく。
「ようこそ、北地方へ!」
少し遅くなったが、ユエルは手を広げて歓迎をした。
その姿は、少しバスの乗客の目を引いた。
「……ってかなんだよこの章っ! なんで俺らの出番がないんだよ!」
空に向かって吠えるライジー。
「落ち着いてください。まあ、お茶でも飲んで。ちなみに作者は大の麦茶好きです」
「知るか、んなことっ! あーあーあー、出番ないないないないない」
「ああ、ライジー先パイ、読者の皆さんが「ない」を「いない」と、読んでしまいますからそんな言葉使わないでください」
「ってかさ、」
「俺ら、」
「一応、」
「ここで、」
「出てんじゃん」
「いつ消えるか」
「わかんない」
「けど」
「あああこいつら面倒くせー!イライラする!」
なぜかご立腹の様子のライジー。
彼の服装はシンプルな半袖Tシャツ。『魔女守り! 見てね!』という言葉が書かれている。下はジーパン。
その隣でおろおろ手を動かすクロは、黒いTシャツに灰色のズボン。靴下は割愛。
ネルメルは着るものがなかったのかなんなのか知らないが、いつもの魔女狩りの制服を着ている。
「出番ねー!nあ、そうだ。クロ、お前、前にノゾミが言い忘れていた出会ったきっかけでも話せゴラ。そうすれば出番が増えるだろ」
「わかりましたよ。でもきっと交代ごうたいで行くんだろうな……」
憂鬱になったが、まあいいか。出番増えるし。と思い直し、それでは……、と、クロは話し出した。
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