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Re: 魔女守り! ( No.130 )
日時: 2011/11/19 18:31
名前: 由羽 (ID: mOKQW.49)
参照: http://ameblo.jp/686-7777/image-11020580324-11488409737.html

るな!
コメ、ありがとん!
いやあ、私の一意見だからね。惑わされるなっ!


   本編です↓

 もういいや。やっちゃおう。
 耐え切れなくなり、ノゾミはふと、そう思う。
 だって犯人グループは三人に、魔女守りと魔女狩りは合わせて6人、しかもこっちは教官付だもん。勝てないわけがないもん。
 でも犯人の意図はなんなのか。今のところ、駅に向かっているが、まさか、ただ乗りが目的ではないだろう。
 ノゾミが思考を開始した時、

「お前ら全員、人質なんだからな!」

 人質ぃ?
 声に出すか出すまいかの微妙なところまで声が出かかる。

「俺らは、北地方魔女狩り、魔女守り本部の全面閉鎖を求める!」

 全面閉鎖。一人も外に出さず、彼らが出動できない状態。
 これが目的か。

「陽光とか、サーシャさんが乗ってきたのはそのためか。強そうな人をこのバスに乗せる」

「そうすると、出られないってわけね」

「おい、運転手。さっさとお偉いさんに連絡しろ!」

 バスジャックの一人が、運転手の人に怒鳴る。

「わ、わかりました! 犯人の要求は魔女狩り、魔女守り本部の全面封鎖! 誰一人、外に出すな! と、言っております!」

 魔女のいざこざは警察では解決できない。そこをついているのだろう。

 くっそ、と、ノゾミは顔をゆがめた。
 はたして彼らは、何の犯罪を、犯すのか——。