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Re: 魔女守り! ( No.158 )
日時: 2011/11/19 18:45
名前: 由羽 (ID: mOKQW.49)
参照: 台風のおかげで数学消えた!!音楽消えちゃった……

「で? 何しに来たのよ。まさか泥棒……?」

 怪しがるアネモネに、ノゾミは手を振って否定する。

「違うよ。夕飯一緒に行こうかなーって思ってて。で、ドアノブまわしたら開いちゃって……」

「なんで開いてたら入るのよ」

「それは、……野次馬衝動で……」

 はあ、とため息をつくアネモネ。
 しかし、ノゾミが持っている茶色い封筒を見て、あわてて突進をする。

「ふべっ!?」

 体当たりをされたノゾミは、悲鳴を上げる。

「中見たっ!?」

 何やら険悪な表情を感知したノゾミは、「ううん!」とあわてて嘘をつく。
 正直者だが、こういうところは察しがいい。

「ほっ……。じゃあ、さっさと食べるわよ。そんで寝る」

 机の上にコンビニの袋を置いて、つんつんした声で言う。
 中身はスナック菓子らしい。

「え? 明日休みだよ?」

「あたしはあんたみたいに暇じゃないの! ほら行くわよ」

 ジャージのままかい。あたしも人のこと言えないけど。と、自分のTシャツにジーパンというラフな服装を見下ろした。

「まあいいか。見られて困る人いないし。あ、まってアネモネ!」

 すたすたと早歩きをして食堂に向かうアネモネに、ノゾミは走り出した。