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Re: 魔女守り!【人気投票実施中!来てねー!】 ( No.160 )
日時: 2011/11/19 18:47
名前: 由羽 (ID: mOKQW.49)
参照: 人気投票開催中!!

 窓からの明るい日差しに、ノゾミは目を開けた。
 外は晴天らしい。窓を開けておいたので、低くなっている気温にぶるっと震える。

「……朝だ……」

 目も開けずに言うと、ごろりと寝返りをする。
 足の下のほうにしかかかっていない布団を引き上げ、体全体にかける。そして、ふうー、と安堵する。

「……眠い……」

 ううー、とうなってすやすやと寝息を立ててみるが、遮光カーテンの間から入ってくる日差しに負け、近くにある時計を見る。

「……午前八時ー……」

 言ってみたはいいモノの、起き上がる気力がない。
 だが寝るに寝れない。なので、何か起きたらしたいことを考えてみた。

 近くのスーパーで豪華な朝飯を食べる。……金欠だ。
 誰かと遊ぶ約束をする。……いったい誰とだ。
 ランニングをする。……面倒くさい

「だめじゃーん!」

 何かこう、ワクワクすること——……。

「ないよぅ……起きれないよう……」

 仕方ない、起きて散歩でもするか。と、思ったとき。
 ピカーン、と昨日のアネモネを思い出した。

『面会のお知らせ』

『ルナ・スティーブ』

『中見たっ!?』——。

 やる気が出た。

「確か魔女狩りの面会時間は午後九時からだから、いける!」

 素早く着替えて、冷蔵庫の中にあるヨーグルトと昨日、なぜか食べたくなったおにぎりの残りを食べ、行ってきます、と誰もいない部屋に声をかけた。

「今なら間に合うぞっ! 『アネモネの不審な行動をおえっ!』」

 自分でタイトルをつけ、元気よく部屋を出た。