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Re: 魔女守り!【人気投票実施中!来てねー!】 ( No.178 )
日時: 2011/09/23 19:34
名前: 由羽 (ID: Lay1j2X4)
参照: 人気投票開催中!!  新スレ立てたいです


「あたし、ルナって、幼馴染がいるんだ」

 ぎくっ、と、ノゾミは肩を震わせた。
 まさか、あたしがあの封筒の中身見たのに気が付いた? ルナってあのルナだよね! 面会のお知らせのルナ・スティーブ!

「知ってる?」

 不意打ちで聞かれ、思いっきり肩を震わす。

「ししし、知ってるわけないよあははー。ルナとか、お客様の名前かよー。るな様ー」

 笑ってごまかしたが、アネモネは不審な目を向ける。
 何やら不穏な空気が、二人の周りを漂う。

「知ってるのね?」

「知らないよー。るな様なら知ってる」

「もうそれはいいから! で? 知ってるのよね?」

 睨まれたノゾミは、小さくなってごめんなさい、と謝る。
 それを見てはあ、とため息をつき、まあいいか。と開き直る。

「命拾いしたわね。話が省けるから赦す」

「アネモネ漢字がちょっと、ゆるすってそんな字、使っちゃうの……?」

「うっさいわよ。あたしはとっととあんたに話したいの。ルナのこと……まあ、いいツッコミとかそんなこと思ってもないことはないんだから」

 でたアネモネのツンデレー。
 心の中で実況をして、ノゾミはいよいよ聞く気になった。

「あたしとルナは、五歳年が違うの」

 アネモネの長い話が、始まった——。