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Re: 魔女守り!【人気投票実施中!来てねー!】 ( No.233 )
日時: 2011/11/19 18:56
名前: 由羽 (ID: mOKQW.49)
参照: 早く十月三十日になんないかな!

「ルナ!」

 来ちゃダメ、と、続かない。
 どうやら深く刺されているようだ。

「アネモネ!?」

 ルナだ。黒い髪、青っぽい瞳、何もかもがルナだ。
 来てしまった。

「アネモネ!? くそっ! こいつ誰だ!?」

 通り魔、と答えようとしたが声が出ない。
 すると、通り魔がルナに近づいて行った。ゆっくりと、じりじり距離を縮める。

「……く……儚花っ!」

 体の中の力を最大限にだし、大きく振り上げる。
 いつもより振り方が大きく、ゆっくりだ。ダメだ。これじゃお腹ががら空きだ。
 やはりそこをついたのか、通り魔は狙ってくる。

「アネモネ、よけろー!」

 切られる——。
 そう思ったとき、

「おいそこの人! これ撃てー!」

 上から銃が落ちてきた。
 ルナは怪しがるも、急いで引き金を引く。

「おわっ!?」

 巨大な火が、銃から発射した。

「あんた、通り魔でしょ? あんたのせいであたしの存在感薄くなってる気がするんですけどー!」

 大声をだし、とうっと声をかけこちらに飛び降りてくる人物——。
 ノゾミだ。

「って、あんたどっから飛んできてんの……?」

 思わぬピンチヒッター登場に、アネモネは笑みを浮かべた。