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Re: 魔女守り!【人気投票実施中!来てねー!】 ( No.235 )
日時: 2011/09/28 19:50
名前: 由羽 (ID: Lay1j2X4)
参照: 早く十月三十日になんないかな!


「OK。あたしが登場したからにはあんたなんかけちょんけちょんのぼっこぼっこのぐっちゃぐちゃ……」

「ノゾミさん最後の危険です!」

 ひょこりと、ノゾミの後ろから顔を出すクロ。
 小柄なので、大柄なノゾミの後ろに隠れてしまったらしい。

「あ、クロ。この章ではもう出てこないんだと思ってた」

「出てきますよ!」

「は? あんた自分でも主人公の立場怪しいとかなんとか言ってたじゃない!」

「言ってませんよ! 捏造だ捏造だ!」

 何やら言い争いを始めた二人に、自分たちの危機感を感じたルナは、銃——ノゾミの火蘭——を、向ける。

「夫婦漫才するならシメルぞ……?」

 それにいち早く気付いたクロが、慌てて首を振る。

「夫婦漫才じゃないです! 口げんかです! 口論です!」

「突っ込むのそこかよ!」

 珍しくノゾミがクロに突っ込む。

「とにかく。助けてほしいんだったら、銃返して」

 手を差し出すノゾミに、ルナは火蘭を渡した。
 その、一秒もたっていないとき、ノゾミが銃を通り魔のほうに向けた。
 あまりの速さに、思わず悲鳴を上げて右にそれるルナ。

「あんたはあたしたちにつかまる運命なんだよ!」

 反論の余地も与えずに、引き金を引いた。