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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔女守り!【人気投票実施中!来てねー!】 ( No.236 )
- 日時: 2011/11/19 18:57
- 名前: 由羽 (ID: mOKQW.49)
- 参照: 早く十月三十日になんないかな!
小さな火が、次々と連続で出てくる。
「数うちゃ当たる!」
その言葉のとおり、一つの火が通り魔の手に当たり、ナイフを落とした。
「クロ!」
「わかっています!」
クロが宙を切り裂くと、その空間から水が噴水のように吹き出す。
その水が、ナイフを草むらの奥のほうに飛ばす。
「ナイス!」
その声と同時に刹火を飛ばす。
「ちっ。水!」
魔女が手をかざすと、クロの水壁のように、水が立ちはだかり、刹火を相殺する。
「畜生。クロ!」
「オッケーです!」
相手が水の魔法ならこっちも水のほうがいいだろうと考えたノゾミは、クロにバトンタッチをする。
「水刀っ!」
また宙を切り裂くと、ナイフのように鋭い水が次々と発射された。
そして、まっすぐに魔女のほうに向かう。
勝ったと思ったが、にやりと笑いを浮かべた。
「なっ?」
「風っ!」
手を右へと素早く移動させると、ごうっと台風のような強風が吹く。
クロの出した水は、逆にクロのほうに向かってくる。
「にゃっ!?」
奇声をあげ、腰をかがめる。
目には涙が浮かんでいる。
「おいヘタレー!」
ノゾミが叫んだ。
すると。
「誰だヘタレっつったのはー!」
立ち上がり、「水盾っ!」
地面を切ると、もこもこと巨大な水の壁が立ちふさがり、攻撃を防いだ。
「ヘタレとか言ったのはノゾミか」
そしてノゾミに剣を向ける。
「違いますこいつです。通り魔です!」
「そうかこいつか」
クロが、もう一度剣を振った。
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