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- Re: 【キャラ人気投票結果!】魔女守り!【ついに参照千突破!!】 ( No.292 )
- 日時: 2011/10/25 20:15
- 名前: 由羽 (ID: .9bdtmDI)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n7429x/
感動の声を上げたが、陽光は答えずに、すぐ近くにいた犯人の腕を締め上げる。
ぐえ、と悲鳴を上げたが、まだ元気はあるようだ。懐から拳銃を取り出し、陽光の足にめがけて、発砲する。
寸前のところでよけたからいいものの、後ろにいたサーシャの足にかする。
「……なんでよけるんですか、この、役立たずーっ!」
「えーっ!?」
サーシャが本気を出したのか、銃を発砲した犯人の近くに走ってくる。
銃の犯人が、陽光を力ずくで振り切り、もう一度発砲。しかし、サーシャはしゃがんでよけ、その反動を利用し、低い姿勢で回し蹴り。
見事に当たり、足を抑えてしゃがみこむ。その隙に、彼女は腕に手錠をかけ、すぐさま次の男性に襲い掛かっていく。
「……なんか、キャラチェンジした……?」
「ご主人離れしたんだ。嬉しいやら、悲しいやら」
ため息をつきながらノゾミとクロを救出するクオリラは、複雑な表情。
「ごめんね、独占欲あるんなら謝る」
「ないから心配しないでね。よし、これで事件も解決だな」
「そうだねー」
しばらく、二人で顔を合わせ、ニコニコ笑っていたが、ノゾミがいきなり、自分の頬を殴った。
「ダメー! 解決してないー! 爆弾、爆弾ーっ!」
急いで部屋を出ていったノゾミと、急いで部屋に入ってきたユエルが、額で挨拶。
「あれ? ノゾミ? 大丈夫だったの!? よかった! ってそうじゃなくて!」
慌てる彼女に、ノゾミはやさしく声をかける。
「大丈夫?」
「大丈夫じゃないのよこれが! 見て!」
そういってユエルが差し出したのは、ぴ、ぴ、と電子音が鳴り響く、黒い、四角い機械——。
「ばっ、爆弾!」
「ああ、やっぱり? 総理のパレードで使っている車の下から出てきたの! 一見それっぽいし、そうじゃないかと思って持ってきたけど——……ああ、どうしようーっ!」
「落ち着いて、ユエル!」
「ノゾミさん、落ち着いていられませんよ」
そういって、クロが爆弾のスイッチをノゾミたちに見せた。
電子パネルに表示されている残り時間は——、あと、一分半だった。