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「なんでノゾミがいんの？　でもいいや！　ノゾミにつづけー！」

　メルの一言がきっかけとなった。

　おううーっ！と声を上げ、待機していたほかの班の人たちも中に入る。

「火蘭！」
「水龍！」
「闇猫！」
「光猫！」

　剣と銃と魔法が混じりあう。
　さまざまな火花が飛び散る。

「メル！　最後はお前らのところだ！　派手に行けー！」

　民家の外から、半分面白がっている声が聞こえる。

「オッケーだ！」
「じゃあ、」
「容赦なく、」
「行くよ」

「あ、あたしたちもー」

　せーの、と声をそろえて、
「火蘭っ！」
「水龍！」
「光猫！」
「闇猫ぉっ！」

　完全悪役の顔で強盗退治をする魔女守りたちに、一家全員が体を縮め、彼らに震えていた。