ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

　三日後——。

　どことなく平和な日常。

　ノゾミとクロは怒られるかと思ってひやひやし続けている。

　そんな時——。

「みんなぁー、今日は魔女狩り本部のとこに見学に行くわよーぅ」

　なんで!?

　ノゾミはそう、思っただけだったのだが、顔に出ていたらしく。

「どうもこうもないわよぅ。ノゾミとクロが魔女狩りから来たからみんな興味持っちゃってぇ、それで行くのよぅ」

　ごつい腕を振り回しながらおねねさんが言う。

「あたしが墓穴を掘ったのか!?　何自分から笑いものにされなきゃいけないわけ!?　前行ったとき散々だったんだから！　初の移動者だー、とかとか！」

「知らないわよぅ。魔女狩りさんが新しい人を採用したからぜひノゾミたちを呼んで来いって」

「……若い教官ですね……」

「そうよぅ」

「……シメル……教官だけどシメル」

　ノゾミの目に殺気が宿る。

「……ノゾミさん……？　なんでそんなに怒ってんですか……？」

「だってあたしたちの居場所がぁー！」

「一人くらい大丈夫よぅさあ、行きましょぅ」

　まだ、うーっとうなっているノゾミに、おねねさんは無理やり引っ張って、その場を離れた。



　　：たぶん次に蒼那さんのレイス君が出てきます：